ハイスペックな社交ダンス執事を目指して

一般社会人が、趣味として始めた社交ダンス日記。女だけどリーダー特化型で自分らしく。

素人がお客様をお誘いするときは(ダンスタイムのポイント備忘録)

社交ダンス執事のいっしーです(*´□`)ノ

久しぶりにダンスタイム満喫してきまして、とてもとても皆さんが喜んでくださり、やっと執事の本領発揮✨(大げさ(笑))

 

はさておき。

僕は武者修行的にお外に行き出しましたが、それなりに失敗も、経験者の方のお話も聞いたので、ブログにこれをまとめておきます。

自らの備忘とこれからのアップデートもしたい!ということで。

 

①ダンスタイムを踊る前の心の準備

素人がお客様に声をかけるときは、ちゃんと注意を払いつつ、精一杯のおもてなしの心を忘れず『一緒に楽しむ』精神を絶対に忘れないようにと心がけています。

 

緊張は伝播するもの、自分がガッチガチになると、踊れないしパニックになるので、『技術は二の次』ということを思って行くのが大切かなと。

 

大抵は素人リーダーより、お客様のフォロワーさんの方が上手なので、そこはどーんと胸をお借りする気でいきます(*/∀\*)

 

②お断りの雰囲気を必要以上に気にしない

さて、フロアにいざ!と思っても、素人リーダーに警戒心を抱いているかたもそれなりにいらっしゃいます。

 

自分が踊れないかも?習いたてだから先生がいい。など、様々な理由で目を合わせないようにされるかたもいらっしゃいます。

そこは察知してスルーして別のかたをお誘いするか、声をそっとかけてみて、NG反応ならさらっと引いた方が良いと思ってます。

 

昔はそれなりに声をかけるのもドキドキだったので、緊張から断られたり目線を反らされると凹むこともありましたが、考えてみれば知らない人の、しかも技術に不安がある人、さらに自分が踊れるか不安になれば、ハッキリ断りを入れるのも大変ですよね。なので、お互い気にせず、さらりと流した方がいいなと。

その後別の方と踊っているうちに、二週目でOKしてくださるかたもいらっしゃいます(*´▽`*)ありがたや。

 

③お声かけの時は少しかがんで目線を合わせる

声をかけるときは、少しかがんで目線を合わせるようにしてます。たったままだと、隣のかたも席が近いと誰に?となることもあるし、何より『見下ろされる』と威圧感も、不安も増してしまいますので、なるべくかがんで目線を合わせるように。

 

単純な話ですが、真顔ではなく笑顔でお声かけします。先にも書きましたが、知らない人にいきなり声をかけられるわけです。ダンスタイムとはそういうもの…ってことじゃなくて、自分がされたときにどうしたら緊張しにくいか?ってことだと思うんですよね。

 

④踊れないことを必要以上に気にしない

以前は、毎回同じステップを繰り返していると飽きられてしまうのでは?と不安になり、一生懸命色々やろうとした時期がありました。

 

ですが、個人的にはダンスタイムは、『一緒にダンスを楽しむ』が最優先で、『色々なステップを楽しみたい』は、絶対ではないわけで。

 

背伸びして無理なステップを無理に入れるより、冒険できるかなーと思えるようになるまでは、ひたすら踊りなれているステップを丁寧に踊る方が喜ばれる気がします。

 

⑤フロアクラフトは周りを見ることから

ダンスタイム最難関といっていいフロアクラフトですが、ほどいて考えると割りと単純な話で、『混んでたら止まる(出来るならルートを変更する)』『空いてるところを陣取る』ってことなんです。

 

そして、大切なのは『うまい人が避ける』が鉄則であるということ。フロアが先生やアテンダントさんだけなら、ぶつからないことだけ注意をさすれば、待ってたら必ず道を空けてくださいます。

 

パニックにならないことが大事なので、『慣れてるからステップを繰り返してしのぐ』『ピクチャーでその場にいる時間をかせぐ』が割りと多いですが、それも不安ならば『ちゃんとした姿勢で止まる』も実はありなんですよね。背筋を伸ばして、踊りだす前の美しい姿勢をここで取り戻していると、いつの間にか道が開けてたりします(笑)

 

⑥無理にステップを押し通さない

緊張から、組んでる方と違うステップになってしまい、足がぶつかるなどのアクシデントが起こる場合や、途中で違うステップをやりかけているケースがあります。ここは慌てず、フォロワーさんに合わせます。何故ならフォロワーさんの方がそのステップの態勢になると他の動きが出来ない場合が多いからです。

 

怪我をさせない、不安にさせない、これが鉄則だと思うので、ガタガタになっても落ち着いてやり直せばいいかなと。

 

無理にやりきろうとすると、お相手がよろけてしまったりするのでここは自分が調整すべき。と思ってます。

 

そして、ここにかかってくるのが、『自分がやりなれたステップであれば多少ぐらついても支えられる』という点で、それもあってなるべく自分がバランスとれるものをチョイスしています。

 

⑦終わったら御礼とお席までお見送り

これはちらほらTwitterでも見かけますが、次の曲を別の方と急ぎ踊る用事がないなら(できればあっても)お席まではお見送りすべきじゃないかなぁと。

 

勇気を出して踊ってくださった感謝の気持ちを伝えながら帰るのが良いと思うし、何より喜んでいただけるので、是非やってみるべきことなんじゃないかなと。

 

送られ慣れてない方はサクッと帰ってしまうこともありますが、そこはめげずに早足で追いかけて、お席まで行って『ありがとうございました』って言うだけでもお互い気持ちいいです。

 

腕を見えるところに出すと組んでくださる方もいらっしゃいますし、近すぎる距離に抵抗がありそうならそっと背中を押してお席までエスコートするのもありです。ここで微妙なタッチにならないようにしっかりお席まで促す力をいれつつ、乱暴にならないように注意が必要ですが。

 

⑧お誘いいただけると喜びます

何となくフォロワーさんが席で待ってて、リーダーが声をかけるのがセオリーではありますが、声をかけていただくことも結構あり、それはそれはとても嬉しいです。

アテンダントでなく、先生でもないのに『踊っていただける?』と言っていただくのは誉れであり、とてもとても光栄です。

 

席にいた方が、アテンダントさんが回ってくるのを逃す可能性がないですが、ちょっと待ち時間に入ったなーとか、近くに踊れそうなリーダーがいたら、お声かけいただくのは本当にウェルカムです。嫌がるリーダーはあまりいないかと。

ただ、自信がないリーダーだと遠慮してしまうケースがあるかなーと思いますが、最初に書いた通り、大抵フォロワーさんの方がキャリアも長くとても上手なので、ここは怖がらず『お願いします!』くらいの気持ちでトライすると、新しい扉が開く気がします。

 

⑧(追記)フロアに出るときは周りを見てしっかり誘導

フロアに出るときはアテンダントさんや先生がすでに踊り始めてる可能性があります。

LOD(ざくっと、スタンダードで進行する方向です。パソやサンバも同じ向き)を見て、流れに注意してフロアに出るように気を付けてます。

 

この時、可能な限り両手でご案内しています。向きも分かりやすくなるし、当たりそうになったときに背中でかばう事ができるので。

あとは、ホールドに持っていきやすいです。

 

こんなところでしょうか。

僕の場合はスタンダードが主軸なので、ラテンだとまた違った注意事項が出てくるかもですが、ダンスタイムでのルンバ、チャチャなどはほぼ同じことを注意してると思います。

 

リーダーにとって、ダンスタイムってチャレンジしやすい状況下にありながら、なかなか色々とハードルが高いですよね。

ブログの内容が本の少しでもリーダーさんの勇気の一助になれば幸いです。