ハイスペックな社交ダンス執事を目指して

一般社会人が、趣味として始めた社交ダンス日記。女だけどリーダー特化型で自分らしく。

スーパージャパンカップレポート セグエのルールって?2022/03/05-06

社交ダンス執事のいっしーです。

 

さて、スパージャパンカップのレポートですが、今回何が興味深かったかって、昨年も司会の中村先生が、とてもこまやかにセグエの規定について口頭で説明してくださっていましたが、今年はなんとパンフレットに規定が載りました!すごい!これは画期的!!!去年も書いてあったのかな?こういうのホント嬉しいです。漠然ととらえていた身としては、求めていたものはこれだ!!というところ。

 

ということで、スーパージャパンカップといえばこれ、「セグエ」について、まずはルールを見てみました。そして、毎回神がかった中村先生のお話も踏まえ、色々確認してみました。

 

★規定との過去の比較については、僕の聞きかじった知識・記憶と比較しているだけなので、誤った知識が入っている可能性があります。これは単純に人の脳内で「こういうこと?」と思ったことを書いているだけなので、「これが正しいんだ!」でもなく、「一般人1名が記憶と規定を見比べたらそう思った」というだけです。そして、中村先生の素晴らしい解説を記憶ベースで思い出しつつ書き出してます。

 

★出典を明確にしておきますが、パソコンで打ち直してますので、誤字・脱字がありましたら申し訳ありません、何度も言いますが、比較コメントのための記録なので、ご容赦ください。

 

ピンク字=スーパージャパンカップダンス2022 プログラムより抜粋(23ページ)

公益社団法人 日本ボールルームダンス連盟

2022スーパージャパンカップダンス実行委員会 様

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2022年スーパージャパンカップダンス セグエ競技規定

1.出場資格

下記3大選手権大会の決勝入賞者及び準決勝2回以上の入賞者で、各広域加盟団体登録選手とする。

2021年 全日本選抜選手権大会(総合成績)

2021年 日本インターナショナル選手権大会

2021年 JBDF全日本プロフェッショナル選手権大会

資格を取得した時と異なるパートナとは出場できない。

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はいまずこれ!すみません、素人なのでどんだけビッグコンペなのか~とか一切わかりません(ひどいな)が、なんか大きい大会で3種類2回以上上位に入らないといけないって、そりゃ出場される選手を「トップ選手たち」と紹介するわけです。ハードル高い。おまけに注記、「資格を取得した時と異なるパートナーとは出場できない」なるほど。確かに組む相手が変わったら踊りも変わっちゃいますよね。そうなると当然の規定と思いますが、セパレートNG。なるほど、カップル間の関係性も影響しそう・・・

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2.ダンス種目

スタンダード・ラテンアメリカン共5種目中1種目以上。ほかのダンスからのエレメントも振付を豊かにし完成させるために利用することはできるが。選択した競技ダンス種目に関しては、演技全体の70%をカバーしなければならない。

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これまた難しいですね。表現したいものを制約付きでどこまで表現することができるか?社交ダンスは結構「形」というものがあるという印象なので、どこまでそれを表現しきれるか?芝居だけじゃダメで、社交ダンスの形だけだと「デモンストレーション」になってしまって・・・と考えるとこれぞ難易度高し!!ですね。

さて、中村先生のお話だと、昨年までは「5種目中3種目以上」だったそうな。「ショーダンス」では1種類以上の制約だそうで、その差は「1種目集中的に練習できるか」というところで差分が出る場合があるそうな。確かに、演目として3種類以上って、構成によってはせわしなくなっちゃう???(素人感想です、あくまで)

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3.音楽

曲の長さは、2分45分から3分30秒までとする。

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これまた中村先生のお話からすると、3分30秒までの制約は、なんと「退場まで」の時間を含むそうな。

中村先生のお話だと、

「我々社交ダンサーは印象を残したい、と思ったらいつまでたっても会場から出ていかないんですよ」

だそうです(笑)うーん、社交ダンサーの性ですかね~

審査を担当される先生方の中には、「タイムキーパー」もいらっしゃるとのこと。厳格ですね!

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4.ホールド

スタンダード部門では、最低以下のホールドを必要とする。

1)男性は左手で女性の右手をホールドする。

2)男性は右手を女性の背中に置く。(腰、肘までは可)

3)女性を左回りにも右回りにも回すことも可能。

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これは昨年、中村先生がお話してくださってました。スタンダートはホールドがあると、結構制約が・・・とは思うものの、ラテンも自由だからこそっていうのはきっとあると思います。ので、難しさとしては何ら変わらないかな~と。

セリフもなく、踊りで表現する先生方の凄さたるや・・・!!!

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5.リフト

演技全体で3回リフトが認められる。リフトを行う場合には、規定4も全面的に適用される。

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はい!セグエの迫力あるダンスの目玉といっても過言ではないと思いますリフト!!今回も素晴らしいリフト目白押しでした。アクロバティックかつ、美しく、パートナー先生が宙に舞うように浮き上がる。そしてポージングがこれまた素晴らしいのですよ!!

僕の超うっすらとした知識で間違っているかもですが、「ショーダンス」もリフト規定がありましたよね?そことどう違うか今度調べてみようかな~と思ってます。

ご存じの方がいらっしゃいましたら是非教えてください。

3回は果たして多いのか少ないのか?なんかものすごくダイナミックなリフトを何度も見たんですが、空中でポージングや位置が変わるのは1回でカウントなんですかね?そのあたりも気になる所。

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6.小道具およびドレス

入場、演技、退場時中小道具は一切使用してはいけない。男性と女性のドレスの選択は、演技のテーマに合いテーマを補足するものとすることが可能だが、ボールルームスタイルまたはラテンスタイルでなければならない。男女つながった衣装は禁止とする。

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小道具ダメなんですね!!これまた難しい・・・デモだと自由なものが、やはり「セグエ」は制約あるんですね。しかし、ちょっと難解なのが「ボールルームスタイル」と「ラテンスタイル」ってどんなスタイル?ちょっとこのルールは良くわからないな~とか思いつつ。そして、「男女つながった衣装」どんなんだ!!!(笑)

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7.審査システム

審査は、通常競技会の審査方法である複数のカップルを比較することによる相対的な審査方法ではなく、1カップルずつを絶対評価により採点される。

技術展審査9名と芸術点審査員9名で行う。5.0点から6.0点の間で採点する。(2組まで同点をつけることができる)

技術点、芸術点それぞれ最高点1人分と最低点1人分をカットしたものを合計した点数の高い組から上位とされる。

合計点が同店の組に関しては、スケーティングシステムで順位を決定する。

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こんなに人数いたのか!!という衝撃。会場から見えているのは10名くらいに見えてたので、見えない暗がりに審査員の方がいらっしゃるということですね・・・(^-^;こんなに大人数で審査していて、大掛かりですね。あれ、普通?

中村先生のお話では、「この絶対評価に対して、今年は時間が1組ずつかかるので、僕たちのコメントを少し挟みます。なお、僕たちのコメントは、審査に全く影響しません。厳正に審査されます」とのお話がありました。まあ、そりゃそうですね。スケートでも1人(もしくは1組)が終わってから、審査時間みたいなのありますもんね。

時間制限はあるわ基準は難しいわ、うーん大変・・・(;´Д`)

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8.セグエ規定審査員の審査

セグエ規定審査員が、セグエ競技規定に違反した演技を確認した場合は、違反項目1項目につき合計点から1点減点される。また、作為的・悪質な違反には審査委員長と協議の上、失格となる場合がある。

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今までのルールを見てると、「違反」というのがようやく見えてきますね。減点方式となっているのはまさにフィギュアスケートを彷彿とさせます。

 

さて、以上がセグエの規定でした!

 

結構面白いです。審査基準。これがあるとグッとセグエが面白くなる?かもしれないので、いったん書いてみました。皆さんの「楽しい」の一助になれば幸いです(〃▽〃)

 

セグエのレポートもほとんど書きあがってますが、これは書いていい内容なのか・・・?と疑問を持ちつつ、掲載に支障がなさそうな範囲で載せようかなと思ってます。プログラムで読んだ規定と、中村先生の話がとても興味深かったので、まずは!!ということで第一弾お届けします。

 

競技会って、本当に観に行くほどに色々面白さが見つかって、自分の社交ダンスの知識とかそれも乗ると余計に面白くなってきます。

初めて観た時はうすらぼんやりしてたんだな~と思いますが、徐々にじわる楽しさ。

もちろん、まだまだ初心者に広く門戸を開いている・・・とはいいがたいかな~と思う事はありますけど、あらゆる面で、さまざまな方がアクションを起こしている一端を見てきているので、これからきっともっと楽しくなると思ってます。楽観主義なんで(笑)

 

さて、これを書くのは微妙かなと思うところはあるのですが、スーパージャパンカップの開催直前に、ウクライナとロシアの戦争が始まってしまいまして、正直ニュースをみた瞬間信じられませんでした。平和ボケとはこのこと。社交ダンスはウクライナに選手も多いそうで、楽しいことを楽しいと発信して良いのか非常に悩ましいところです。

こうやってのんきに競技会を楽しみ、それに対して感想を心置きなく書くことができる環境は、当たり前ではないのだなと本当に今思ってます。

 

戦争をしたくてやっている人は1人もいなくて、それは「それぞれの何かを守るため」の「それぞれの正論」のためであり、簡単に終息する話ではないと思う反面、早く「戦争」という形が終わりますように、争いは「テーブルの上」でしましょう。心からの願いを込めて。