ハイスペックな社交ダンス執事を目指して

一般社会人が、趣味として始めた社交ダンス日記。女だけどリーダー特化型で自分らしく。

パートナーの難度の高さを素人考察してみた

社交ダンス執事のいっしーです(*´・∀・)ノ

 

さて、あっという間に2022年も終わりまして、2023年が始まりました。

お久しぶりのブログネタは、『素人のパートナー様考察』です!何でだ!😂

 

今までは沢山のアマチュアパートナーさんに踊っていただいたのですが、プロのパートナー先生と踊っていただくようになり、そこで色々と気付きがあり、考察してみました。

あくまで素人の考察であること、アマチュアパートナー様をディスる内容では決してございません。

 

むしろ、『リーダーの方が難しい』とおっしゃるパートナーの皆様へ改めて大きな声で言いたい。

 

パートナーは激烈難易度の高い技術を必要としています!!

 

ちなみに、殆ど踊れないのはリーダーのせいという可能性は極めて高いので、そこはそのまま…😂だって踊り出しのきっかけはリーダーなんですもん。

 

まあそうはいいつつも、リードで100%決めることって実は不可能だと思うんですよね。

全くやったことのない人に、プロの先生でも競技10種目をいきなり初日踊れるかと言われたら、多分できないと思うんです。だって足形全く分からないのに『ロック』とか、『シャッセ』とかできると思います?無理ですよね?

 

では、何故パートナー様は華麗に踊れるのか。

 

それは、パートナー様はちゃんとリーダーのきっかけを受けて、そこからコンマ何秒のスピードで『このステップ』と答えをはじきだし、それに応えてくれるからだと思うんです。

 

リーダーが難しいと言われるのは、『次はこのステップだよー』という合図が、繊細なものなので、できないケースが多く、情報を与えられないとパートナー様はステップを絞り込めず『これは何のリード??』ってなっちゃうので、結果『踊れない』という状況になる。つまり、ゼロです。ここがまずハードル高い。

 

パートナー様は、スタートこそリーダーがきちんとリードできた場合、選択したステップを解としてだすところまでは恐らく足形が分かればいけると思われます。

 

ただ、勘違いしてはいけません。パートナー様の難度は『踊れる先』にあると思うんですよね。

 

少なくとも多くのパートナー様は『上手くなりたい』という目標をもち、レッスンや練習をされていることかと思います。パートナー様はこの『うまくなる』という事に対する難易度がもうめちゃくちゃ高い!!!

 

我がパートナー様の指導されてる内容を聴いてて『何だこの難易度の高さは!?』と思った事が沢山あります。

 

僕がアマチュアリーダーなので、相手をアマチュアリーダーとすると、難易度はMAXまで上がります。

 

そもそもリードがいつ来るかって、そのリーダーさんの音の取り方次第な訳です。まずそこが難しい。

美しいラインを作ろうとしたら、場合によっては一人で立てない位置にも行く可能性があります。ここはリーダーも同じですが、信頼関係の構築必須です。

更に実は足をつく位置、リーダーより先に着くと、もはやリーダーはそれ以上進めないので、リーダーより後に足をつく必要がありますが、どれくらいの歩幅なのかは、感じて読み取らないといけないわけです。

回転の内回り外回りでは、足の位置にも注意が必要で、内回りはコンパクトに、外回りでは大きく、でも進行方向など、足が向かうべき方向に進まないと、これまた形が崩れてしまうわけです。

 

ネックアクションも、ボディターンも、パートナー様のタイミング次第で雲泥の差が出ます。踏み変えたりはパートナー様のお仕事だったりして、常にいい位置に入ってないといけないわけです。ずれるとバランス崩れちゃったりするので。

 

もちろん、リードありきでしょう。パートナー様だけが動けても、リーダーが動けなければ成立すらしないので、リーダーの責任は重大ですが、踊る上で、『華やかさ』はパートナー様のおかげでプラスされることは間違いないと思ってます。

 

『踊れるだけ』なら、リーダーも、パートナーもきっとそこまで難しいということはないのですが、『気持ちよく踊る』『美しく踊る』となると、とたんにレベルが激烈難しくなるわけです。

 

さて、パートナー様の一番の難易度は、僕はタイミングではないかと思ってます。

 

リードに対するフォローの反応速度。そして、リーダーが続くステップをより大きく、美しくするためのリフォロー、プロのパートナー先生や、めちゃくちゃ上手なパートナー様は、これが抜群に上手いというか、もはやリーダーの不足部分すら補ってくれる訳です。

サーブ下手でもリターンで100%打ちやすいコースに返してくれるみたいな技術です。

 

素人考察なので、多分ということにはなるんですが、世に言う『重い』ということは、恐らく反応速度によるズレの度合いではなかろうかと思います。もちろん、全部体重かけたら重いと感じるのは当たり前ですが、そういう重量ではなく、反射するタイミングのズレが、腕や足にくるテンションに繋がり、結果『重く感じる』ということなんじゃないかなと。

 

早く反応すりゃいいじゃーん、と思った方は失礼を承知でマジ考え改める方がいいと思ってますが、上に書いてますけど『リーダーより先に足を着くと動けない』し、『リーダーがどのタイミングでリードしてくるかは個人差あり』なわけです。想像してください、この条件で『ベストタイミング』って、いったい何秒あると思います??

 

言うなれば、音ゲーのレベル難度が一番高いやつ並みにピンポイントな訳ですよ。

ずれたって『踊れる』わけですが、『より上手く』ってなると、そこを目指していくパートナー様こそ、険しき道なわけです。

 

さて、ここでプロのパートナー先生、とても上手なパートナー様の場合、体感した感想ですが、とかくリーダーがあさっての方向に球を出そうが、美しくキャッチし、ステップの自分があるべきポジションをホールドを適度に調整しながら位置取りして、自身の体幹を支えられるポジションにおいて美しくピクチャーを繰り出し、打ってないけど響く反応をしてくださってるわけです。

回転不足は補い、スウェイを美しく変えてタイミングを図り、よりリーダーが動きやすいように道をつくってくださるのです。

 

マチュアリーダーからすると、プロパートナー先生や上手いパートナー様と組ませていただくと、パワースーツよろしく素晴らしく軽やかに、カッコ良く踊らせていただけちゃうわけです。

圧もかからないのに、打てば響く、高く舞い上がり大きく動く…!!!

 

プロのパートナー先生って凄い!パートナー様は凄い!ってなりますよね…( 〃▽〃)

 

 

何でか『リーダーの方が難しい』と言われる事がありますが、『そんなことはない』といつも断言しており、僕の中でパートナー様の技術向上に対して用意されるハードルは、どうやったって『リーダーより簡単』なんてとても思えません。

だから、『リーダーできて凄い』のかもしれないですが、『パートナーできて凄い』もセットであると常に思ってますし、発信したいです。

 

『踊れる』だけでそれは技術だし、『上手く踊る』ことは至難の技だし、二人で踊る以上は信頼関係も必要だし、難易度の高いダンスではありますよね。

 

ただ、僕は社交ダンスのこの難易度の高さとロジックを好きだと思ってるし、『できるところまで頑張る』でいいのが趣味の社交ダンスの良さかなーと思ってます。

 

比較することなく、かかった曲で踊れたら凄いんだけど、人間常に欲が出ますよね~(^_^;)

僕も何だかんだ常に『全然できない!!』と悩み、凹みつつ、スーパーパートナー様の二人に助けられ、アドバイスもらいつつ、踊ってくださる皆様に感謝しつつ(だってこんなに難しいのにさらっと踊ってくれるなんて!!)

 

 

今年も相手への感謝を忘れず、信頼関係を大切に踊りたいと思います!技術も磨きます…😂