レッスンを続けてきた1年半くらい経過したある日、師匠がパートナーに言います。
「来年の発表会ミニデモ出てみる?」
びっくりしました。
彼女のキャリアは1年半程度、そして、つまるところは僕も一緒。
彼女は翌年師匠とミニデモを踊ったのです。
本当に習いたてとは思えない、堂々としたタンゴでした。(元々度胸のある子でしたが)
僕は、とてもデモに出るレベルになく、ひたすら応援。
パートナーさんは、あんなに1年半できれいに踊れるのに、リーダーの僕は全く踊れないんだなと、ぼんやり思ったのは覚えてます。
ただ、ありがたい事に、丁度その翌年でしょうか、師匠が土曜日の夜に団体レッスンをスタートしました。
まだ始めたての男性リーダーさんが1人、僕と、キャリアの長いパートナーさんが、パラパラ代わる代わる来てくれてました。
今のレッスンパートナーさんたちと仲良くなれたのは、これがきっかけでした。
カップルを組んでたパートナーは、その後出産を期に社交ダンスを辞めてしまいますが、団体レッスンで友達になった皆さんとのいわゆる『とっかえひっかえ』←よく言われる(笑)レッスンがスタートします。
固定カップルを組むのは本当に難しい事だと、今のTwitterを見てると感じますが、そういう意味ではラッキーだったと言えます。
彼女がいなかったら、僕の今のリーダー人生はスタートを切れなかったと思うので、彼女は僕というリーダーの生みの親(後輩だけど)みたいなものです。
いつも楽しく、仲良くレッスン出来てたことも、ただ楽しく踊れたらそれでいいってお互いのんびりしてたことも、今ではとても良い思い出です。
今は、職場にふっきしてきた彼女と時折話すことがありますが(僕が異動して部署が変わっちゃったので)子育てが落ち着いてきたらまたやりたいって言ってた彼女に、のんびりと、たまーに、声をかけ続けようと思ってます。